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 ネット上にあふれる「リコール」の声、声、声。怒りの矛先が向けられているのは、小池百合子東京都知事だ。

《小池、勝手にやるな!リコールだ》
《小池百合子が変なのは以前からだが、それを押しとどめるべき都議会が機能しない。知事も都議会も全員リコールだ!》

 いったいどういうことか。

「小池都知事は、現在、都内の新築住宅に太陽光パネルの設置を義務化しようとしています。住宅価格が高くなることから、専門家をはじめ、都民からの反対意見も多い。

また、明治神宮外苑の再開発にともない、樹齢約100年の樹木1000本を伐採する計画を承認したことで、小池都知事への批判が高まっているのです」(全国紙記者)

 だが、この2つの問題だけで多くの人が「リコール」を求めているわけではないという。

「小池都政は、2016年の都知事選に圧勝してスタートしました。知事選では『待機児童ゼロ』『残業ゼロ』『満員電車ゼロ』など『7つのゼロ』を公約として掲げましたが、1つとして実現されなかった。

 また、『情報公開は東京大改革の1丁目1番地』と言いながら、公開文書は真っ黒。築地市場の豊洲移転を直前になって独断でストップし、大きな混乱を招いただけでなく、巨額の税金を無駄にした。