文部科学省は27日、各都道府県の公立高入試の実施方式などの調査結果を公表した。中学校が内申書(調査書)に記載した受験生の部活動の実績について、一般入試などで12県が点数化しており、31道府県は合否の総合的な判断の資料としているなどと回答した。評価基準や配点の開示状況は県ごとにばらつきがある。

部活を点数化


 高校入試は学力試験と内申書による選抜が基本。実施方式は都道府県ごとに異なり、教科の成績以外の内申書の記載内容がどのように評価されるのか不透明なケースも少なくない。

 調査は2022年に実施された入試(推薦入試を除く)が対象。内申書に記載された部活の実績を点数化して成績に算入していたのは12県で、このうち埼玉県は「多面的な評価」を目的に、全高校が個別の基準を設け、生徒会活動や部活動の実績などを加点対象としている。佐賀県も大半の公立高校で点数化し、青森、福島、千葉、三重、奈良県などでも一部の高校や入試方式で実施していた。

 具体的な評価方法については、埼玉、福島、佐賀県は高校ごとに、部活だけでなく生徒会活動なども含めた配点の上限を明示している。千葉県の一般入試や青森県の「特色化選抜」では、部活の大会成績などの評価基準を詳細に示している高校もある。

 一方で、大半の高校が部活動の実績を点数化する方式や基準を公表していない県も少なくない。

 文部科学省は27日、各都道府県の公立高入試の実施方式などの調査結果を公表した。中学校が内申書(調査書)に記載した受験生の部活動の実績について、一般入試などで12県が点数化しており、31道府県は合否の総合的な判断の資料としているなどと回答した。評価基準や配点の開示状況は県ごとにばらつきがある。

 高校入試は学力試験と内申書による選抜が基本。実施方式は都道府県ごとに異なり、教科の成績以外の内申書の記載内容がどのように評価されるのか不透明なケースも少なくない。

 調査は2022年に実施された入試(推薦入試を除く)が対象。内申書に記載された部活の実績を点数化して成績に算入していたのは12県で、このうち埼玉県は「多面的な評価」を目的に、全高校が個別の基準を設け、生徒会活動や部活動の実績などを加点対象としている。佐賀県も大半の公立高校で点数化し、青森、福島、千葉、三重、奈良県などでも一部の高校や入試方式で実施していた。

 具体的な評価方法については、埼玉、福島、佐賀県は高校ごとに、部活だけでなく生徒会活動なども含めた配点の上限を明示している。千葉県の一般入試や青森県の「特色化選抜」では、部活の大会成績などの評価基準を詳細に示している高校もある。

 一方で、大半の高校が部活動の実績を点数化する方式や基準を公表していない県も少なくない。