
【リスボンAFP時事】ポルトガルのカトリック教会の聖職者が1950年以降、少なくとも4815人の子供に性的虐待を加えていたことが分かった。
同国のカトリック教会の委託を受けた独立調査委員会が13日、明らかにした。
同委によると、2022年に500人以上の被害者に聞き取り調査を行ったところ、「はるかに大きい被害の実態」が判明した。ポルトガル司教会議の代表者は「すべての被害者に許しを請う」とした上で、「つらく悲しい現実が明らかになったが、状況は変わりつつあると信じている」と強調した。
カトリック教会の聖職者による児童虐待は各国で表面化し、世界的な問題に発展している。