
ゆうちょ銀株の27日の終値は前日比21円高の1156円だった。
売り出し価格は未定。売り出し株数は約9億7500万株で、市場動向次第で最大10億8900万株まで増える可能性があるという。日本郵政は現在、ゆうちょ銀株の約89%を保有する。このため、ゆうちょ銀は東証がガバナンス(企業統治)の観点から定めた上場維持基準に適合していない状態だ。
ゆうちょ銀は27日、日本郵政からの自社株買いを3月に実施すると発表。今回の売却と合わせると、ゆうちょ銀株の流通株式比率は35%以上となり、基準に適合するとの見通しも示した。
令和3年5月に日本郵政が策定した7年度末までの中期経営計画「JPビジョン2025」では、ゆうちょ銀とかんぽ生命の株式について、「期間中のできる限り早期に保有割合50%以下」とする目標を示した。かんぽ生命は中計公表後まもなく、郵政から自社株取得などを行い、3年5月に郵政の保有比率が5割を切っている。
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