
国連では、46年ぶりに水をめぐる問題に特化して議論を行う「国連水会議」が開幕しました。
国連で22日、46年ぶりの開催となる「国連水会議」が開幕し、グテーレス事務総長が演説しました。
グテーレス事務総長
「水をめぐる問題は深刻です。私たちは吸血鬼のように過剰消費し、持続可能でない使い方をすることで、人類の生命線である水を枯渇させ、さらに地球温暖化によって蒸発させているのです」
グテーレス氏は演説で、「世界の4人に1人が安全な水の利用や、清潔な飲料水の提供を受けられていない」と述べたうえで、「いまこそ世界が一致して対応することが必要だ」と訴えました。
「国連水会議」は3日間の日程で行われ、「安全な飲料水へのアクセス」や、世界各地で多発する水害の予防などをめぐって議論されることになっていて、具体的な提言の取りまとめが期待されています。