特別支援学校生徒10年に2倍に

 道内の公立小中学校の特別支援学級に通う児童生徒が過去10年で約2倍に増えており、教育現場や保護者から教員を増やすよう求める声が上がっている。特別支援学級を巡っては、札幌の市立小学校が今春、児童の保護者に対し、教員減を理由に命の安全が保証できないと伝える文書を送って、転校を促した事例があった。専門家は文書は不適切と批判しつつも、「現状の教員数では対応が難しい」として、教員の配置基準の見直しが必要との考えを示している。