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ヘラート州の医療管轄当局者は時事通信の電話取材に対し、7日夜までに500人以上の負傷者が病院に搬送されたと語った。日本の外務省によると、日本人の被害の情報はない。

アフガンでM6.3、15人死亡 建物倒壊、強い余震も

 米地質調査所(USGS)によると、最初のマグニチュード(M)6.3の地震は7日午前11時10分(日本時間同午後3時40分)ごろ発生。その後、2度目のM6.3を含む強い余震が続いた。
 国連人道問題調整事務所(OCHA)によれば、600棟を超える家屋が損壊。国営バフタル通信は当局者の話として、揺れの強かったヘラート州ジンダヤン地区とグリアン地区にある12の村が「完全に破壊された」と伝えた。
 SNSには、がれきの中から住人を救助したり、余震を恐れた住民が屋外のテントで夜を明かしたりする様子が多数投稿された。住民のバシル・アフマドさん(42)は、AFP通信に「大きな音が響き、反応できる時間はなかった。最初の揺れで全ての建物が倒壊した」と語った。
 2021年8月にタリバンが復権して以降、人道組織の多くがアフガンを離れたため、被災者支援に向け十分な態勢を組めるかは見通せない。アフガンでは昨年6月にも東部が強い地震に見舞われ、1000人以上が犠牲になった。