学習指導要領の改訂、10年に一度の議論で学校が変わる
ポイントは

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高浜行人
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 学習指導要領を作り替える、10年に1度の議論が始まった。

 日本の学校教育が抱える課題と、その解決への道筋の要点とは何か。

 まず、学校の環境は10年前と大きく変わっている。

 2019年以降、国の「GIGAスクール構想」により、小中学生に1人1台の情報端末が配布された。解説動画で学んだり遠隔参加でグループ学習をしたりするなど、子どもごとに「個別最適」な指導をできる環境に近づいた。

 一方、日本語指導が要る小中高生は約6万9千人(23年度)と10年前の約2倍。

 不登校の小中学生は約35万人(同)で10年前の約3倍になり、発達障害の可能性のある小中学生(通常学級)は8.8%(22年)で10年前より2.3ポイント高い。丁寧な対応が要る子が増えている。

 教える量はどうか。

 年間の授業時数(コマ数)は、例えば今の小学6年は平日1日あたり5.8コマの計算で、委員会活動なども含めると、ほぼ毎日6コマとなる。17年に今の指導要領に改訂される前より週1コマ増えている。

 コマ数は過去、「ゆとり教育」「脱ゆとり」の議論を経て増減を繰り返し、今は週6日制だった約40年前と同じ水準だ。

・・・まさか私の予感が当たったのではないでしょうね?
観点別評価という不思議なマジック評価はもう要らなくなったということですか?

秋篠宮