北海道 函館 タンカー座礁事故 沖合に引き出せず あすも作業へ
6日、北海道函館市の恵山岬の近くでタンカーが座礁した事故で、7日、タンカーを沖合に引き出す作業が行われましたが、引き出すことができず、8日再び、作業が行われることになりました。
6日午後6時すぎ函館市の恵山岬近くの岩場で、愛媛県今治市の会社が所有するタンカー「さんわ丸」が座礁しました。
函館海上保安部によりますと、「さんわ丸」は全長およそ100メートルの石油製品を運搬するタンカーで、乗員11人にけがはなく、これまでのところ積んでいた軽油と灯油合わせておよそ3800キロリットルの流出は確認されていないということです。
現場では7日午前から民間のサルベージ船が出て、タンカーを岩場から引き出す作業が行われましたが、正午ごろになっても引き出すことができず、8日午前9時すぎの満潮の時間帯をめどに作業を再開することになりました。
タンカーは苫小牧港から秋田県の港に向かう途中で、当時周辺の海域は風速が5メートルで、視界も良好だったということです。