米で軍用ヘリと旅客機が衝突 67人安否不明 レーガン空港周辺
米連邦航空局(FAA)によると、米首都ワシントン近郊のロナルド・レーガン・ナショナル空港周辺で29日夜(日本時間30日午前)、着陸態勢に入っていたアメリカン航空の小型旅客機と米陸軍のヘリコプター「ブラックホーク」が上空で衝突した。米CNNによると、旅客機はポトマック川に墜落した。 【写真】ヘリと旅客機が衝突したとみられる瞬間の映像 乗員乗客計64人とヘリの搭乗員3人の安否は不明で、消防当局や米軍が捜索活動をしている。米NBCテレビは、これまでに少なくとも4人が救出され病院に搬送されたと報じた。 FAAによると、旅客機はカナダ・ボンバルディア社のCRJ700で、中西部カンザス州ウィチタからレーガン空港に向かっていた。 レーガン空港はX(ツイッター)に「全ての離着陸が停止している。救急隊員が航空機事故の対応をしている」などと投稿した。 トランプ大統領も事故の報告を受けている。レーガン空港はポトマック川沿いにある首都の主要空港の一つだ。周辺には国防総省もあり、ヘリコプターも頻繁に飛行している。【ワシントン西田進一郎、ニューヨーク八田浩輔】