デジタル教科書「推進ありき」デメリット検討不十分…専門家「現場崩壊しかねない」と警鐘
[再考 デジタル教育 検証 中間報告]<下>
「コンピューターは横書きだ。国語の教科書も横書きではいけないのかな」。昨年11月の中央教育審議会作業部会で一人の委員が言った。国語の教科書は、主に日本語の文章で根付いている縦書きを採用するが、デジタルの使用を拡大するには見直しも構わないと受け取れる発言だった。 【写真】朝の「パンティッシュ」…子供の教育上いけない非常識な行為か
作業部会は、デジタル教科書の「推進ありき」で設置された。初会合で、まとめ役の大学教授は「(作業部会の)名称は『推進ワーキンググループ』だ。デジタル教科書を利活用する。それに合わせて制度を見直していく」と強調。昨年9月からの6回の議論で他の委員から上がる意見も、「デジタル教科書が認められなければ、世界に大きく後れをとる」といったものが目立った。
デメリットをほとんど検討することなく議論を進めた作業部会が「中間まとめ」で提起したのが、デジタルの「正式な教科書」への格上げと、紙かデジタルの「選択制」だ。公立学校で使う教科書を決める各地の教育委員会にとっては、精査や選定の負担が増す。
東海地方の市教委担当者は「紙かデジタルか、どういう学習形態がふさわしいのか。今は科学的根拠も少なく、判断しようがない」と心配する。
教科書会社も懸念する。作業部会は教科書の形態として、紙とデジタル、その両方を組み合わせたハイブリッド型も認める方針を示した。教科書を制作する立場の委員が「3種類とも出すとなると制作日程が過密になり、対応できる発行者はいないかもしれない」と訴える場面もあった。
内容の正確性や適切性を担保する教科書検定で、デジタルをどうチェックするかの議論も不十分だ。作業部会は中間まとめで「更に検討を進める」とし、先送りした。デジタル教科書は動画や音声を多数取り込むことが予想され、文部科学省内でも「どこまでを検定の対象とするかの線引きが難しい」(幹部)と見る向きは多い。
「推進ありき」の作業部会が置き去りにしているのが、デジタル教科書がもたらす学習への影響だ。
東京大の酒井邦嘉教授(言語脳科学)らが行った研究では、学習の定着には、デジタルよりも、位置関係や質感など豊富な手がかりがある紙を使った方が有効だとする結果が得られた。
紙に比べてデジタルの世界には多くの情報があふれているため、広く浅い理解にとどまったり、考える意欲を失ったりする傾向もみられるという。
酒井教授は「紙の教科書こそが脳の健全な成長の糧となる。十分な検討を経ずにデジタル教科書使用の道を広げれば、教育現場が崩壊しかねない」と警鐘を鳴らしている。(教育部 渡辺光彦、朝来野祥子)
「専門家の意見を聞いた上で決定した。」といって今の英語教育が作られました。
読み書きよりも会話重視になったは中央教育審議会。
ところが、その会議に招かれた専門家たち曰く、8割の専門家が大反対していたという事実。
しかし、文部ば科学省は噓をついていないのです。
「専門家の意見を聞いた上で決定した。」
専門家を招いて話を聞く形さえ作れば、言葉の表現で国民を騙せます。
官僚のテクニックはここにあり、これしかない。
疑うことはよくない、という学校教育の結果、鵜呑みにする人に育てられ、ワクチン接種率世界一の国に。
今回のデジタル教科書「推進ありき」の進め方。
きちんと見ているとしれぇ~っとずらしながら騙しているのが分かりますよ。
↑ ほぉ~ら削除している。
これが奴等のやり口です。
キチンとデジタルタトゥー取ってますので貼り付けますね。
デジタル教科書「紙と併用を」、小中学校校長の95%が希望…文科省はデジタル拡大の方針
小中学校で使用されているデジタル教科書について、読売新聞は全国の小中校長188人にアンケートを実施した。デジタル教科書の今後のあり方を尋ねたところ、回答した校長の95%が「紙の教科書と併用する」ことを望んだ。文部科学省がデジタル教科書の使用拡大を目指す一方、学校現場では紙を支持する声が根強い現状が浮かんだ。 【写真】内申書、中学校の間でなぜこんなに違うのか
調査は昨年11月下旬~12月上旬、インターネットを通じて行った。47都道府県の小学校、中学校の校長会から各2人ずつ抽出した計188人を対象とし、162人から回答を得た。回収率は86・2%。
現在は併用されている紙とデジタル教科書について、今後どうあるべきかを尋ねたところ、「併用する」が95・1%(154人)と大半を占めた。「紙を廃止し、デジタルのみを使用」は4・3%(7人)だった。
その理由についての自由記述では、「紙の教科書はいつでも見返すことができ、理解や(学習の)定着にメリットがある」「深く思考するには紙の方が有効だ」など、紙の教科書の利点を挙げる声が目立った。
紙の教科書を配布せず、デジタル教科書に全面移行することに懸念があるかとの質問に、「ある」「どちらかといえばある」と答えた割合は、合わせて90・1%(146人)に上った。
デジタル教科書の懸念(複数回答)としては、「フリーズなどの通信トラブル」(59・9%)が最も多く、「学習用端末の紛失や破損時の対応」(48・1%)と続いた。利点では「動画や音声を利用できる」(93・8%)が多かった。
文科省は2022年8月、紙とデジタル教科書を当面併用することを決めたが、昨年秋から中央教育審議会でデジタルの使用拡大に向けた議論を進めている。
東北大の大森不二雄教授(教育政策)は「教科書は紙をメインに使い、デジタルを補助的に利用するのが妥当だ。国は現場の実態や科学的根拠を踏まえて慎重に判断するべきだ」と話している。
◆デジタル教科書=紙の教科書の「代替教材」との位置付けで、紙と同じ内容をデジタル化したもの。1人1台の学習用端末で見られる。文部科学省が2021年度に配布を始め、現在は小5~中3の英語と、算数・数学の一部で使える環境になっている。
ね?
少しずつ世論をコントロール。
過去の記事は削除しながら。
つまり、イメージだけでボヤァーっと進めているんです。
ちなみに今回の記事に書かれていた”「デジタル教科書が認められなければ、世界に大きく後れをとる」といったものが目立った。”というのも何のデータも示さずにイメージでごり押し。
文部ば科学省が憧れ続けてきたスウェーデンは無視するようです。
よく見ろこら。
文部科学省の公式サイトより
IT先進国スウェーデン、学校で「紙と鉛筆のアナログ教育」に戻る計画を発表

【サンパウロ共同】ブラジルのルラ大統領は13日、国内の公立と私立の学校でスマートフォンを含む携帯電話の利用を禁止する法案を承認し、同法は成立した。高校までが対象で、授業中だけでなく休み時間も含む。
地元メディアによると、学習への悪影響を防ぐことが狙い。教育や医療、安全上の理由で学校が必要と判断した場合は例外とする。
携帯電話を1日5時間以上利用する生徒は、1時間までの生徒と比べて試験の点数が低い傾向にあるとの調査結果もあるという。ルラ氏は措置について、インターネットを使った教育を妨げる目的ではないとして「学校から家に帰った後は、保護者が望むようにしてほしい」と説明した。
完全に日本人を馬鹿に作り上がる意思が見えます。
ワクチンの件でアホがバレたので徹底的に潰しにかかってます。