首脳会談に臨むウクライナのゼレンスキー大統領（右）と石破茂首相（左手前）=2025年6月17日午後1時9分、カナダ西部カナナスキス、代表撮影

　主要7カ国首脳会議（G7サミット）への出席のためカナダ西部カナナスキスを訪問中の石破茂首相は現地時間17日（日本時間18日）、ウクライナのゼレンスキー大統領と会談した。首相は、同国の地雷除去支援に関する国際会議を10月22日に日本国内で開き、復興への国際的な機運を高めたいとの考えを伝えた。 【写真】石破茂首相との首脳会談で発言するウクライナのゼレンスキー大統領=2025年6月17日午後1時7分、カナダ西部カナナスキス、代表撮影 　両首脳が対面で会談するのは初めて。約30分間にわたり行われた。 　日本政府によると、首相は地雷除去支援の国際会議を通じ、復興の前提となる地雷対策の協力を具体化させる意向を示した。また首相は、ウクライナに公正かつ永続的な平和が一日も早くもたらされるべきだという姿勢は一貫し、G7と連携して同国の取り組みを後押しするとの立場を説明。今後も支援を継続する意向を伝えた。 　ゼレンスキー氏からは、日本の支援に謝意が示され、戦況や今後の取り組みについて説明を受けたという。（カナダ・バンフ＝徳島慎也）