竹野内崇宏
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人間の脳や神経の活動を読み取る「ニューロテクノロジー(脳神経技術)」について、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の総会は、思考の自由の尊重や不当な干渉からの保護が欠かせないとする初の倫理勧告を採択した。AI(人工知能)の進化で読み取り技術が急速に発展しており、悪用の懸念が高まっていることが背景にある。
ウズベキスタンで13日まで開催の総会で、全会一致で採択された。
この技術は、脳につけた電極やfMRI(機能的磁気共鳴断層撮影)などで脳活動を読み取るもの。病気で体が動かなくなった患者の意思伝達を支援しようと技術開発が進む。
起業家イーロン・マスク氏が創業した「ニューラリンク」社も、チップを被験者の脳に実際に埋め込み、思考するだけでコンピューターを操作可能にする研究を進めている。
AIの発達によって、頭皮に付けたセンサーでも、脳の動きに伴う電気的な活動(脳波)の微弱な情報を読み取り、心の動きが推定できることを示す研究報告もある。

