2025/12/31 21:12

 【ニューヨーク=金子靖志】国連総会(193か国)は12月30日、協議が難航していた2026年の通常予算案を、議場の総意で無投票で採択した。米国の圧力で予算を前年比で1割近く減らし、人員も2600人以上削減する。

 26年の通常予算は約34億5000万ドル(約5350億円)で、前年比約3億ドル(約470億円)減となった。人員については、通常予算で承認される約1万1600人の人員枠を、約2割削減する。

 予算を巡っては、最大拠出国の米国のトランプ大統領が「無駄が多い」(国連外交筋)として削減を求めていた。予算案には開発支援や人道支援の削減が盛り込まれ、途上国を中心に反発が出ていたが、最終的に折り合った。

 日本の通常予算の分担率は加盟国で3番目に多い6・93%。2番目が中国で約20%、米国は上限の22%。米国は24年の分担金の一部を支払った後、支払いが止まっている。