エプスタイン文書が波紋、英労働党の重鎮が離党 英国王弟の写真も

【ロンドン=時事】英BBC放送は1日、労働党重鎮のマンデルソン議員が党員資格の返上を表明したと報じた。少女性的搾取事件で起訴され勾留中に自殺した米富豪ジェフリー・エプスタイン氏との金銭授受疑惑が新たに浮上。同氏との密接な関係が改めて波紋を広げ、離党圧力が強まっていた。
米司法省が1月末に大量の捜査資料を公表し、マンデルソン氏がエプスタイン氏から計7万5000ドル(約1200万円)を受け取っていた疑いが持ち上がっている。英メディアによれば、マンデルソン氏はエプスタイン氏の意を受けて英国で銀行幹部報酬への課税に反対するロビー活動を行ったとされる。
マンデルソン氏は党宛ての書簡で「労働党にこれ以上迷惑をかけたくない」と説明した。同氏は貿易産業相などを歴任。スターマー現政権では駐米大使を務めたが、エプスタイン氏との不適切な関係が問題視され、昨年9月に解任された。
新たな捜査資料には、「王子」の称号が剝奪されたチャールズ英国王の弟アンドルー氏が女性に覆いかぶさっているような写真も含まれており、王室は大きな打撃を受けている。
エプスタイン文書に欧州の政界・王室関係者も メールや写真を公開
【ロンドン=江渕智弘、ワシントン=芦塚智子】米司法省がこのほど追加公開した少女買春などの罪で起訴され自殺した米富豪ジェフリー・エプスタイン氏に関する資料を巡り、欧州の政界や金融機関、王室関係者に対する批判が高まっている。
米司法省が1月30日に公開したエプスタイン氏に関する捜査資料は、約2000本のビデオと約18万点の写真を含む300万ページ以上に上る。これまでの公開分を含めて約350万ページ分...