欧州連合(EU)は英アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチンを数週間前には声高に要求していたが、ドイツに当初供給されたうち実際に使用されたのは1割にも満たない。一部の医療関係者は副反応への懸念を口にする。
(中略)
  ドイツの地方紙が消防当局の内部文書として報じたところによると、同国北西部のドルトムントでは、先週後半にアストラ製ワクチンを接種した300人のうち4分の1が体調を崩し欠勤した。ドルトムントのあるノルトライン・ウェストファーレン州の保健当局は、医療機関のスタッフが不足する事態を避けるため一度に接種する医療従事者の人数を少なくするよう勧告したと、DPA通信は伝えた。


ドイツやフランスでは、アストラゼネカ社製コロナワクチンの使用を避けているそうです。ドイツでは供給されたアストラゼネカ製ワクチンのうち使用されたのは1割未満で、それと言うのも、ワクチン接種した300人のうち4分の1もの人が体調を崩して欠勤する事態となったためでした。医療従事者は一斉に接種をしないよう勧告まで出されました。お隣韓国も、65歳以上の接種を見送ることになりました。アストラゼネカを回避してもファイザーやモデルナならば大丈夫だと言えるのでしょうか。以前にファイザーやモデルナのCEOが保有株をざっくり売却していたのはなぜ?
 一方日本では、アストラゼネカ製ワクチンの承認がされ次第、国内で4000万人分を製造供給すると報じられています。また国会で議論されるのは、いつワクチンが接種できるようになるのか、誰が優先接種されるのかというワクチンのロジばかりです。ドイツが報じたような副反応の内容を国民にもきちんと伝えられるのでしょうか。