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岡山市の菓子メーカーが大学の研究成果を生かし、新型コロナウイルスを不活化させる可能性があるタブレットを開発したと発表しました。 こちらがそのタブレットです。岡山市のカバヤ食品奈良県立医科大学と開発したもので渋みが強い柿渋の成分が入っています。奈良県立医科大学では、2020年9月柿渋に含まれる柿タンニンにより新型コロナウイルスを1万分の1以下に不活化し、感染性を抑えることが確認できたと発表し、共同開発の公募にカバヤ食品が応じたものです。 (カバヤ食品研究開発室 徳村宏紀室長) 「(柿渋は)すごい味が渋い。これをなんとか抑えられるよう味付けの工夫やフレーバー(香り)技術でおいしく仕上げたのが工夫点になる。」 この柿渋を含んだタブレットを5分間なめたあとの唾液を新型コロナウイルスの溶液に混ぜたところ、柿渋を含まないタブレットの唾液と比べてウイルスの数が99.95%減少したことが確認されたということです。 カバヤ食品では今後タブレットの製品化を進めていきたいとしています。